お知らせ

2026/06/10交流活動

日本の脊椎外科医が中国・海南省を訪問し脊椎外科分野の学術交流を実施

 2026528日(木)~31日(日)、国際医療福祉大学市川病院整形外科脊椎・脊髄病センター長の青山龍馬先生が、海南医科大学第二附属医院および海南省医学会整形外科学分会学術年会の招へいを受け、中国・海南省海口市を訪問し、現地の専門家との医学交流を行いました。

海南医科大学第二附属医院における交流

 529日(金)、海南医科大学第二附属医院では、外来棟入口にて陳煥雄副院長をはじめとする整形外科の先生方に温かく迎えていただきました。その後、整形外科医局において脊椎外科医師らと難治症例に関する症例検討会を実施し、活発なディスカッションが行われました。

 続いて、陳副院長の案内のもと病棟を視察し、回診に参加した後、脊椎外科手術を見学しました。当日は、椎間板鏡下椎管減圧術、椎間板鏡下後方アプローチによる腰椎椎間板摘出術、および腰椎椎間板線維輪縫合術が行われており、手術映像を見ながら術式や治療方針について活発な意見交換が行われました。

 また、手術見学後には、日中両国の医師のキャリア形成や訪日研修の在り方についても意見交換が行われ、今後の人材交流に向けた建設的な議論が展開されました。

▲ 海南医科大学第二附属医院整形外科医局にて症例ディスカッション

▲ 海南医科大学第二附属医院手術室にて手術交流

▲ 青山龍馬先生(右から2人目)、陳煥雄副院長(左から2人目)、脊椎外科・劉聖星先生(右端)との記念撮影

2026海南省医学会整形外科学分会学術年会への参加

 529日(金)午後には学会会場へ移動し、若手脊椎外科医による画像診断コンペティションを見学しました。本企画は、ランダムに提示された画像をもとに画像所見を説明し、その所見に基づく診断、治療方針、さらに想定される合併症について発表する形式で行われました。青山先生からは、「大変参考になる斬新な教育プログラムであった」との感想が述べられました。

 翌30日(土)、2026海南省医学会整形外科学分会学術年会が開幕し、日本から招聘された青山先生は第4セッションにおいて、「後方頸椎手術において筋肉温存が重要な理由」と題した講演を行いました。

 会場には多くの整形外科医が集まり、参加者は熱心にメモや写真を取りながら講演に聞き入っていました。講演終了後には、さらに詳しい説明を求めて青山先生のもとを訪れる医師も見られ、その関心の高さがうかがえました。

▲ 学術年会における青山龍馬先生の講演

▲ 学会より栄誉証書を授与

▲ 学会参加者との記念撮影

実践的な交流を通じて深まった相互理解と今後への期待

 交流終了後、中国側の医師からは、「筋肉温存を重視した低侵襲脊椎手術について理解を深めることができ、大変参考になった」との声が寄せられました。また、「今後も日本の専門家を中国に招へいし、現地で直接指導を受けたい」「機会があれば日本の病院で研修し、訪日交流にも参加したい」といった期待の声も聞かれました。

 今回の交流を通じて、日中両国の専門家間の相互理解と信頼関係が一層深まりました。今後、脊椎・脊髄外科分野における技術協力や人材交流がさらに活発化し、両国の医療水準の向上と発展に寄与することが期待されます。

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