2024/04/04交流活動
無料講座:第48回辛e訊学術ライブ講義(卵巣がん)
3月27日、第48回辛e訊学術ライブ講義(無料)が行われました。
今回は東京慈恵会医科大学産婦人科教室 主任教授岡本愛光先生を講師にお招きし、「卵巣癌におけるDose dense療法」についての講義を頂きました。ライブ配信講義を受講された人数は延べ約2600名にのぼりました。
岡本愛光先生の演題:「卵巣癌におけるDose dense療法」
▲岡本愛光先生によるご講義
岡本先生からは、卵巣癌治療における薬物療法の変遷やDose Dense療法、JGOG3016を含む各国の関連試験についてご講演いただきました。受講された中国の先生方からは大変勉強になる講義だったと大好評でした。また、Dose Dense療法の副作用や各国で実施された試験の効果の違いや影響要因など、活発な質疑と交流が行われました。
▲質疑応答中の様子
座長を務めた浙江大学医学院附属産婦人科病院医務部部長の胡東暁教授は、岡本教授から紹介いただいたJGOG3016はとても素晴らしい試験であり、現在、多くの新薬が供されている中で、Dose dense療法が今後患者の治療費を下げる可能性があることから、非常に参考になる成績だと述べられました。
辛e訊学術ライブ講義は、プラットフォームの専門リソースを活用して、高度な医学学術や診療経験を中国各地の医師・関係者に広めることを目的とした無料ライブ配信学術交流活動です。
2020年6月からの講義ライブ配信開始以来、月1~2回の頻度で計48回開催され、中国各地40以上の病院と日本の3病院の累計48名の産婦人科領域の専門医が講師として招待され、産婦人科領域における学術交流を行ってきました。視聴者は中国全土30以上の省にわたり、公式アカウント登録者数は8700名以上(現在)にのぼっています。