2023/11/27交流活動
深圳国際公共衛生研修を開催
2023年11月、深圳市衛生健康能力建設と継続教育センターと日中医学交流センター(JCMCC)が共同で主催する「国際公衆衛生研修」(日本)が無事終了しました。
今回のオンライン研修には、深圳市および区の衛生健康行政部門の職員、各医療・保健機関の関係者、約100名が参加しました。弊センターからは、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生、元都立広尾病院院長の佐々木勝先生をお招きし、それぞれ専門領域からの講演をいただきました。
▲岡部先生(左2)と弊センター職員との記念撮影
11月11日、岡部信彦先生が日本における新興感染症対策をテーマに講演を行いました。インフルエンザ、SARS、新型コロナウイルス感染症などの感染症への対応、日本の感染症関連法令やその実施、感染症の予防策、世界的な感染症危機管理などについて紹介しました。
▲岡部先生によるご講演
岡部先生演題:日本における新興感染症対策
11月14日、佐々木勝先生が災害や感染などの緊急事態に対する対応体制をテーマに、日本で重大な公衆衛生上の事態が発生した場合の対応について紹介しました。講演では、実際の事例を交えて、緊急事態の認識の相違、緊急事態の類型、緊急事態が組織・機関に及ぼす障害、緊急事態への対応の原則、具体的な対応手順、災害予防に関する計画・訓練、災害関連法規などを紹介し、解説しました。
▲佐々木先生(左2)と弊センター職員との記念撮影
▲佐々木先生によるご講演
佐々木先生演題:災害や感染などの緊急事態に対する対応体制
今回の研修では、参加者の皆様には感染症や災害への対応における日本の経験について理解が深まり、今後の参考となる内容が多く含まれていることから、大変有意義な研修となりました。