2023/08/04交流活動
日中(成育・慈恵会・浙江大学)産婦人科オンライン交流会
7月22日、国立成育医療研究センターと浙江大学医学院附属産婦人科病院(午前の部)、東京慈恵会医科大学附属病院と浙江大学医学院附属産婦人科病院(午後の部)間で日中産婦人科オンライン交流会が行われました。午前の部では産科領域、午後の部では婦人科領域における学術交流がそれぞれ行われ、ライブ配信の視聴者数が午前午後合わせ2000名にのぼりました。
午前の部では、浙江大学医学院附属産婦人科病院産科副部長の白暁霞先生から開会の挨拶が行われた後、副院長羅瓊先生によるご挨拶と国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター長の和田誠司先生によるご挨拶がありました。講演においては、和田誠司先生、羅瓊先生、荒田尚子先生(国立成育医療研究センター母性内科診療部長)、梁朝霞先生(浙江大学医学院附属産婦人科病院産科二科部長)からそれぞれのテーマで講演が行われました。
和田誠司先生の演題:「日本における胎児治療」
▲和田誠司先生によるご講演
羅瓊先生の演題:「出産時子宮外手術方法及び合併症」
▲羅瓊先生によるご講演
荒田尚子先生の演題:「妊娠糖尿病の管理」
▲荒田尚子先生によるご講演
梁朝霞先生の演題:「妊娠期糖尿病関連臨床研究」
▲梁朝霞先生によるご講演
▲質疑&交流の様子
▲記念撮影
午後の部では、浙江大学医学院附属産婦人科病院婦人科一科部長の黄秀峰先生から開会の挨拶が行われた後、院長汪輝先生によるご挨拶、及び東京慈恵会医科大学産婦人科教室主任教授岡本愛光先生によるご挨拶がありました。講演においては、岡本愛光先生、汪輝先生、岸裕司先生(東京慈恵会医科大学産婦人科教室准教授)、張信美先生(浙江大学医学院附属産婦人科病院婦人科部長)からそれぞれのテーマで講演が行われました。
岡本愛光先生の演題:「卵巣がんに対する外科的治療のタイミングと戦略」
▲岡本愛光先生によるご講演
汪輝先生の演題:「子宮頸がん細胞免疫治療の進展について」
▲汪輝先生によるご講演
岸裕司先生の演題:「妊孕性を考えた子宮内膜症治療について」
▲岸裕司先生によるご講演
張信美先生の演題:「Deciding between segmental resection or endometriotic excision in bowel endometriosis」
▲張信美先生によるご講演
▲質疑&交流の様子
▲記念撮影
講演のあと、双方の専門家より産科や婦人科領域の問題について、活発な質疑応答が行われました。最後に黄秀峰先生から今回の交流会は、産婦人科の国際フロンティアにおける新しい概念、新しい技術、新しい進歩を共有することができ、今後も日本の大学医学部や医療機関との科学研究協力の実施、国際交流プロジェクトの創設など、今後の更なる交流に期待が寄せられました。岡本愛光先生からも、機会があれば是非浙江大学医学院附属産婦人科病院を訪れたい、また日中間の共同研究プロジェクトにも期待が寄せられ、交流会は和やかな雰囲気の中で終了しました。