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2022/08/01交流活動

日中リハビリオンライン交流会開催

 7月26日、杏林大学医学部付属病院と中国湖南省人民病院とのリハビリオンライン交流が行われました。

 杏林大学医学部付属病院から副院長斎藤英昭先生、リハビリテーション科診療科長山田深教授、湖南省人民病院からは李艶紅副院長、リハビリ科特認専門家鄧景貴先生、国際医療部劉江波部長、リハビリテーション科蔡華安部長、リハビリ関連部署方翠霓先生、呉亜岑先生、李輝萍先生、陳愛連先生、明珍華先生、張付秀先生、張娟先生、劉楚娟先生、黄靚先生、宋宇先生、陶希先生、黄蕾先生、李琛先生、羅権先生の他、湖南省人民病院馬王堆分院リハビリ三科医局の医師、看護師、リハビリ技師など計50名ほどが交流会に参加されました。

▲上:中国側会場の様子

▲上:日本側会場の様子

 李艶紅副院長から開会挨拶が行われた後、湖南省人民病院の紹介ビデオが流され、蔡華安部長のリハビリテーション科紹介がありました。そのあと、齋藤英昭先生より杏林大学医学部付属病院の紹介がありました。

 齋藤先生は42年前の1980年に初めて中国(北京)を訪問されてから毎年23回中国を訪問した時期があり、東京大学退官後杏林大学病院に移って2006年からも中国との交流受け入れをされており、昨年まで計72回、中国の300以上の病院の医療従事者との交流をされてきました。

▲上:オンライン交流中の様子

 山田深先生の「急性期脳卒中リハビリテーション」についての講義では、日本における脳卒中疫学とリハビリテーション及び杏林大学病院の脳卒中センターと急性期リハビリテーションについて紹介され、中国側先生方は日本の脳卒中リハビリの現状について理解を深める、脳卒中患者に早期リハビリを開始する重要性及び対応法について理解を共有することができました。

山田 深先生演題:「急性期脳卒中リハビリテーション」

▲山田 深先生講義中のご様子

 湖南省人民病院リハビリ科特認専門家鄧景貴先生は閉会の挨拶で、交流を通じて脳卒中患者における早期リハビリに関して中日両国での対応法に大差はないが、中国ではPT,OTST以外に中医的な療法として鍼などを取り入れている点が違っている、脳血管病の早期予防に関しては発症が若年化している中国に比べ、日本の発症好発年齢は男女ともに70歳から80歳と若年化していないことは見習わないといけないと感じたと述べられ、コロナ終息後相互訪問をして交流を深めていきたいと今後の更なる交流を期待したいと話されました。

 山田深教授からは、10年前に国際リハビリテーション学会で中国を訪問したことがあるが、今回の交流をきっかけに、コロナ終息後機会があれば是非中国を訪問し、より多くの対面交流をしていきたいと述べられ、最後にパソコンのカメラをオンにしてクラウド記念撮影をして2時間に及ぶ交流会は終了しました。

▲交流会最後のクラウド記念撮影

 

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