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2021/09/01交流活動

日中臨床試験オンライン交流会開催

 8月23日、日本国立がん研究センターと中国広西医科大学附属腫瘍病院のオンライン交流会が行われました。

 広西医科大学附属腫瘍病院側からは余紅平副院長、腫瘍内科部長でリンパ血液・小児腫瘍内科部長の岑洪先生、呼吸腫瘍内科部長于起涛先生、消化器腫瘍内科部長李永強先生、乳腺・骨軟部腫瘍内科部長謝偉敏先生、婦人科腫瘍内科副部長張潔清先生が会場に集まり、広西医科大学附属腫瘍病院及び広西地区はじめ中国各地病院の900名以上がオンラインで交流会に参加されました。

 ▲当日中国側会場の様子

 交流会は2部構成で行われ、1部では中央病院国際開発部門長の中村健一先生より「がん領域試験有効性の評価(RECISTiRECIST)」について講義が行われ,2部では研究支援センター生物統計部/東病院臨床研究支援部門生物統計室の若林将史先生より「がん臨床試験の計画に必要な統計の基礎知識」について講義が行われました。コメンテーターとして参加された岑洪先生、于起涛先生、李永強先生、謝偉敏先生、張潔清先生から中国の疾患別臨床試験の現状が簡単に紹介され、続いて本講演に関し活発な質疑応答がなされました。

 ▲国立がん研究センター中央病院国際開発部門長の中村健一先生

国立がん研究センター研究支援センター生物統計部/東病院臨床研究支援部門生物統計室の若林将史先生

 今回は双方の組織間における3回目の交流会で、コロナ禍で相互訪問が難しい中、オンラインながら相互理解を深め大変有益な交流会になり、今後は共同研究についても模索していきたいと中国側からのメッセージがありました。

 中国では臨床研究に関する関心が高く、一昨年から臨床研究に関する交流要望も多くなってきており、今年の日中医学交流センターのオンライン交流の約半分を占めました。これからも日中医学交流の懸け橋として更に多領域の臨床研究について交流ができるよう支援していく所存です。

▲当日交流中の様子

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