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2021/07/30交流活動

中国リハビリテーション医学会リハビリ看護新技術シンポジウムで日本の専門家がオンライン講義

 7月22日~25日、中国リハビリテーション医学会のリハビリテーション看護委員会が主催する全国リハビリテーション看護若手教師臨床教育コンペティションが浙江省杭州の蕭山で開催されました。この会議のテーマは「回復(リハビリテーション)、統合、革新、共有」であり、全国の31の省市自治区から約1,000人の代表者が会議に参加しました。

 四川省看護学会会長で、中国リハビリテーション医学会リハビリテーション看護委員会主任委員である温賢秀先生の招待を受け、石川島記念病院の院長補佐池崎清信先生が「日本のリハビリテーションの現状とコミュニティでのリハビリテーション」についてオンライン講義を行いました。

当日会場スクリーン

 講義は●日本の医療・介護保険制度の歴史と概略、●急性期病院から自宅・施設までの流れ、●日本のリハビリテーション制度・その特徴、●回復期リハビリテーションの実際、●日本型維持期リハビリテーションなど、中国の皆さんには日本のリハビリテーションの全体像について理解しやすい内容で構成されました。

▲講義中の池﨑先生

▲講義中の池﨑先生

 講義後中国側から日本は患者さん個々へのきめ細かい配慮と、急性期から生活期までの、途切れないリハビリテーションを平等に提供しているところが優れていること、唐の詩人張九龄の「海上生明月,天涯共此时」を引用して、「お互い離れていても障害を抱えた患者さんに良いリハビリテーションを提供するため共により切磋琢磨しましょう」との池﨑先生の言葉が大変印象に残ったと申しておりました。

▲講義資料の一部

 中国でも少子高齢化が進んでおり、少子高齢化対応が先行している日本の経験を学びたいと中国の医療衛生関連部門や病院から研修や交流要望が近年多くなってきている中、今回の講義要望がありました。

 コロナ禍が続いている中、従来の来日交流や訪中交流ができない状況ですが、今後はオンラインという形で、病院間交流、学会参加だけでなく、領域別研修も企画しさらに質の高い交流を目指して努力いたしますので、ご協力ご指導賜りますようお願い申しあげます。

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